2012年1月20日
ひきこもり支援・・・ともに暮らす
〜 NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワークの田中敦理事長に聞きました 〜
|
|
田中敦理事長とともに
|
1月17日北海道の札幌市社会福祉士会を訪問し、ひきこもりの支援に力を入れている田中敦理事長にお目にかかりました。2010年内閣府の調べでは、15歳から39歳のひきこもりの人は約70万人で予備軍も合わせると225万人にのぼるということです。
最近、鎌倉市でも10代・20代・30代の若者が自宅でひきこもっているという話を聞くことがあり、保護者の不安の声が届いています。大船駅近くに厚生労働省の支援事業として若者サポートステーションがオープンしていますが、働く意欲を失っている若者への支援はとても難しい状況です。医療との連携など課題が多いです。
田中理事長は、まずは最低限の生活力をつけることが必要であるとし、「通ってこれるところに居場所」を作り、話すことを続けているということでした。また、人との関係づくりが生き抜くカギとしています。インターネットなどもつながりを作るツールとして、無視はできないということです。ひきこもり支援は当事者が声をあげていくことがなかなか難しく、家族や支援者の活動から実態をつかむことになります。田中理事長はとにかく、一歩でも踏み出した人たちを、無理なく受け入れる居場所「SANGの会(35サンゴの会という意味)」を立ち上げています。年齢的にも30代後半になった人たちも含めて月に2回昼の部と夜の部で行っています。場所はあまり明るすぎない人気のない場所がよいという当事者の皆さんの声を聞いて選んでいるそうです。
まずは当事者を受け入れる居場所、つぎにその声を聞く支援者の存在がひきこもり支援には重要です。ただいられる場所を地域につくりだしていくことが必要だということを学びました。
|
|
積雪の北海道
|